情報統一の重要性
 
 
 前回とタイトルが似ていますが、今回のテーマは情報の統一についてです。
 
 皆さんのご家庭にも電話帳があると思います。タウンページやハローページなどと銘打たれているあれです。
 さてこの電話帳、大変に便利なものですが、「何故便利なのか?」について今まで考えてみた方はあまり多くないと思います。ではなぜ、電話帳は便利なのでしょうか。
 
 それは、情報が一冊の電話帳に集中しているからです。
 たとえば、タウンページのほかに「シティページ」だの「タウンブック」だのという電話帳もあったとします。そして、それぞれにばらばらに情報が載ってたり載ってなかったりしたらどうでしょうか。
 あなたは、電話番号や住所を探すとき、タウンページとシティページとタウンブックの3冊を手元に置き、それぞれを調べるという大変余計な手間を負うことになります。これでは便利どころか大変不便です。
 
 そして、再養育療法はこれに輪をかけて不便な状況にあります。まず名称が統一されてないのは前回述べた通りですが、それに加え、「とりあえずここで調べれば再養育のことは全て分かる」という、ターミナル的存在がないのです。
 こう書くと、「保健所や精神神保健福祉センターやひまわりがあるじゃないか」という声が挙がりそうですが、実はこれらの機関の持っている情報は、極めて大雑把なもので、特定の療法を求める場合、とても実用に耐えるものではないのです。
 
 こんな不便なことでは、とても再養育の普及など望むべくもありません。そこで、情報ターミナルとしての役割を持とうというのが、当会の設立目的のひとつでもあります。
 かくして様々な治療者や研究者に打診をしておりますが、やはり、情報統一の重要性を理解できる方が少ないのか、結果は芳しいとはいえません。
 
 さて、このままでは情報ターミナルとしての役割を果たすことができません。私自身、長年の蓄積から、少なからず情報は持っておりますが、リンクは相互にしたいところです。なぜなら、当会と先方は、対等の関係にありたいからです。
 
 私は悩みました。そして悩んだ結果ひねり出した方法が、「相互リンクと非相互リンクで扱いを分ける」というものです。
 相互リンクの場合は、従来のリンク説明に示したように、先方の望む紹介文を尊重します。
 一方、非相互リンクの場合は、私の私見による「評価」を行います。これならば対等の関係となりえますし、何より歯に絹を着せぬ意見は利用者にとって重要な判断材料となるからです。
 
 そのようなわけで、本日(2006.6.20)を以て、リンク方式はこのような体制をとらせていただきますのでご理解のほど願います。
 

 
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